第15話「決断しない主人公にイライラする」
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今回の学び
「世界を救う」という過酷な運命に対し、主人公が1秒で「任せろ!」と即決したらどうでしょう。読者は緊張感を失い、命の軽い薄っぺらい物語だと感じてしまいます。 スナイダーのビートシートでは、日常を壊す「きっかけ」の後に、主人公が葛藤する「悩みのとき」を配置します。この「悩みのとき」は単なる尺稼ぎやウジウジさせる時間ではありません。これから飛び込む冒険の「リスクの重さ」を読者に提示するための重要な装置です。 「失敗すれば家族を失う」「二度と平穏な暮らしには戻れない」といった恐れを描くことで、読者は「それはためらって当然だ」と共感します。リスクの壁が高いからこそ、それを乗り越えて覚悟を決めた瞬間に大きなカタルシスが生まれるのです。 あなたの物語の主人公は、村を焼かれてすぐに旅立っていませんか? 主人公に決断させる前に、彼が背負うリスクの重さを提示し、葛藤のドラマを描いてみましょう。